2017年11月1日水曜日

「コウノドリ」から思うこと。





10月から始まった「コウノドリ」みてますか?
毎回、涙なしでは見れないドラマですよね。とびぬけた成績優秀な医師はいないけれど、それぞれの医師や助産師、看護師さんたちが悩みながら母親や赤ちゃんのことを考えていることがまた素敵だと思います。
 さて、このドラマを見るたびに、考えることがあります。
それは、障害のある子どもへの支援者として考えることです。
出産前後の母と父と医師とのやり取りの中で、障害をもった子どもが産まれる可能性があるという話が出てきますよね。
母親や父親が決断をして繋いだ命、医療スタッフが繋いだ命。大事な命を繋いでいく。
NICUでの治療や経過観察後、赤ちゃんの状態が安定すれば地元の病院に転院したり、自宅での生活になりますね。
 そう、今度は、繋いだ命を、地域の中の社会資源である私たち障害福祉分野の職員も繋いでいくの役割があると思うのです。退院からすぐにという場合もあるでしょうし、ある程度大きくなってからということもあるでしょう。
 ドラマの中でコウノドリ先生が「親が決断したことに寄り添っていく、サポートしていく」というセリフがありますが、これは産科医だけではなく、私たち支援者も同じではないかと思います。
 くしくも、重度心身障害児、医療的ケアの必要な子どもへの支援についてもテレビやインターネットを通して見聞きするようになりました。
重度心身障害児者の発生率は人口比率でいうと0.03%、喜多方市の人口で約15人となります。
 「コウノドリ」が始まった10月、会津で「重度心身障害児の退院後の支援について」という研修会が開かれました。この研修会は「平成28年度会津圏域重症心身障がい児実態調査」の報告を受けて開催されました。
当ブログでも2017年2月2日に会津圏域重症心身障がい児実態調査報告会 という記事で紹介しています。
 研修会では、福島県立医科大学付属病院 総合周産期母子医療センターの入院児支援コーディネーターの舩山さんから、周産期医療センターでの現場のお話を聞かせていただきました。「コウノドリ」も「周産期母子医療センター」でしたよね。
 喜多方で重度心身障害児者の支援、医療的ケアの必要な子どもさんや親の支援を、どういったかたちで行なっていくのかは課題と思っています。 
 もちろん、NICUを卒業された子どもさん以外でも、障害のあるお子さんの支援は、本人、ご家族に寄り添いながら、サポートさせていただきたいと思っています。

”ドラマに影響されすぎじゃないか!!”って声が聞こえてきそうですが、NICUを卒業した子どもたちはどうなるんだろうって気になりません? シングルファザーになってしまった小栗旬と、娘、芽衣ちゃんのその後、気になりますよね? 子育て支援についても考える機会になりますね。
あっ、やっぱり、影響されすぎ・・・(苦笑)。