2017年12月19日火曜日

みんなひとつになったクリスマスのつどい!






12月16日(土)に喜多方市内の障害福祉サービス事業所に通う方と、関係する事業所・団体の方と一緒にクリスマス会を開催しました。
体操をしたり、レクリエーションで仮装をしたりと、毎年楽しい時間でしたね。

写真が3枚ありますが、1枚目は会津シンフォニックアンサンブルという吹奏楽団に所属するの4名の方々と、喜多方市混声合唱団の方々のそれぞれ演奏&歌声を披露していただきました。そして二つの団体のコラボレーションも聞くことができました。毎年恒例となりましたがやっぱり、生演奏&合唱はいいですね!クリスマスの雰囲気たっぷりです。

2枚目の写真は、会津の語りべさんに来ていただき、昔話も聞くことができました。「手長足長」、「みしらず柿(身不知柿)の話」など、普段聴く機会がないお話をきくことができました。

さて、3枚目は、手話の写真なんです。
1枚目の写真に出ている吹奏楽団&合唱団の方々、さらに、手話サークルの方にも参加してもらい「花は咲く」を手話で披露してもらいました。
「花は咲く」のサビの部分は、参加した利用者の方、関係者みんなで手話をしながら歌いました。
「♪花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に ~ わたしは何を残しただろう♪」の部分ですね。
吹奏楽の生演奏に合唱団の歌声、手話、みんなの歌声が一つになって、感動的な場面でした。

そして、クリスマス会ということで、サンタ登場でプレゼント!!
本田金属技術株式会社喜多方工場労働組合、耶麻喜多方地区連合会さん、ありがとうございます。

そうそう、2枚目の写真右側に写っているツリーは、10月に今日のためにみんなで作ったツリーなんですよ(^-^)v
みんなの手形でもみの木の枝葉を作り、飾り付けました!!




2017年11月1日水曜日

「コウノドリ」から思うこと。





10月から始まった「コウノドリ」みてますか?
毎回、涙なしでは見れないドラマですよね。とびぬけた成績優秀な医師はいないけれど、それぞれの医師や助産師、看護師さんたちが悩みながら母親や赤ちゃんのことを考えていることがまた素敵だと思います。
 さて、このドラマを見るたびに、考えることがあります。
それは、障害のある子どもへの支援者として考えることです。
出産前後の母と父と医師とのやり取りの中で、障害をもった子どもが産まれる可能性があるという話が出てきますよね。
母親や父親が決断をして繋いだ命、医療スタッフが繋いだ命。大事な命を繋いでいく。
NICUでの治療や経過観察後、赤ちゃんの状態が安定すれば地元の病院に転院したり、自宅での生活になりますね。
 そう、今度は、繋いだ命を、地域の中の社会資源である私たち障害福祉分野の職員も繋いでいくの役割があると思うのです。退院からすぐにという場合もあるでしょうし、ある程度大きくなってからということもあるでしょう。
 ドラマの中でコウノドリ先生が「親が決断したことに寄り添っていく、サポートしていく」というセリフがありますが、これは産科医だけではなく、私たち支援者も同じではないかと思います。
 くしくも、重度心身障害児、医療的ケアの必要な子どもへの支援についてもテレビやインターネットを通して見聞きするようになりました。
重度心身障害児者の発生率は人口比率でいうと0.03%、喜多方市の人口で約15人となります。
 「コウノドリ」が始まった10月、会津で「重度心身障害児の退院後の支援について」という研修会が開かれました。この研修会は「平成28年度会津圏域重症心身障がい児実態調査」の報告を受けて開催されました。
当ブログでも2017年2月2日に会津圏域重症心身障がい児実態調査報告会 という記事で紹介しています。
 研修会では、福島県立医科大学付属病院 総合周産期母子医療センターの入院児支援コーディネーターの舩山さんから、周産期医療センターでの現場のお話を聞かせていただきました。「コウノドリ」も「周産期母子医療センター」でしたよね。
 喜多方で重度心身障害児者の支援、医療的ケアの必要な子どもさんや親の支援を、どういったかたちで行なっていくのかは課題と思っています。 
 もちろん、NICUを卒業された子どもさん以外でも、障害のあるお子さんの支援は、本人、ご家族に寄り添いながら、サポートさせていただきたいと思っています。

”ドラマに影響されすぎじゃないか!!”って声が聞こえてきそうですが、NICUを卒業した子どもたちはどうなるんだろうって気になりません? シングルファザーになってしまった小栗旬と、娘、芽衣ちゃんのその後、気になりますよね? 子育て支援についても考える機会になりますね。
あっ、やっぱり、影響されすぎ・・・(苦笑)。









2017年9月8日金曜日

障がい者保健福祉セミナーのお知らせ




 今年も、障がい者保健福祉セミナー

「障がい者の地域生活を考える ~わたしたちも社会の中で暮らしています~」が開催されます。

 障がいのあるなしに関わらず、みんなが一緒に暮らしていける地域を目指し、多くの方々と現状
 や課題を共有していきたいと思います。

 当日は、障害福祉サービス事業所、施設、病院で作成した作品の展示や、お菓子等の販売もあり
 ますよ!!







2017年8月17日木曜日

勉強の場




みなさん、こんにちは。

さて、今日は、相談支援専門員が定期的に参加している「会津保健福祉圏域 相談支援事業に関するワーキンググループ」の一コマを紹介します。 

 会津圏域の相談支援専門員が集まり、研修や勉強会を行っているのですが、8月は当事業所を含めた喜多方地区の相談員が担当となって話題提供をすることになっていました。

今回は、「介護保険分野と連携」ということで、ケアマネージャーさんに来ていただき、その仕事、役割を勉強することになりました。

講演していただくケアマネージャーは、なんと、当法人の天心ケアハイツ在宅介護支援センターのセンター長 高畑かおりさんです。

さらに、在宅介護支援センターの職員2名も参加され、寸劇とグループワークに参加していただいています。

“寸劇”!? そう、在宅介護支援センターでは、ケアマネージャの仕事を地域の方に知ってもらうため、寸劇をしてわかりやすく説明しているそうなんです。

写真は、寸劇の様子です。
(高畑さんの顔が写っていない・・・、
         撮影が下手で、すいません・・・。) 

寸劇の後は、他の事業所のケアマネジャーさんと一緒にグループワークを行い、意見交換。

そこでは、障害のある方と接したことがない介護保険サービス事業所の職員もいるため、障害のある方と接したことがことない(知らない)が故にどう接したら良いかわからない等の戸惑いもあるため、相談支援専門員はその方がどういった障害特性を持っているのか、事前に説明していくことで、戸惑いを少なくできるようになるのではないかという話になりました。

また、同時にケアマネージャーさんや介護保険サービス事業所の職員の方も障害福祉について学んでいくことも必要だよね、という話もありましたね。

 介護保険では地域包括ケア、障害福祉では地域生活支援拠点と似たような取り組みが始まっています。高齢者福祉、障害福祉、児童福祉、貧困等の様々な課題がありますが、
その時に必要なサービスを適切に結び付けられるよう、お互いに他分野の制度なども勉強していかないといけないなぁと、やっぱり思う時間でした。
よってたかって人を幸せにする”ですね。( ◠‿◠ )

2017年5月17日水曜日

日本社会福祉士会全国大会


 6月3日(土)、4日(日)と日本社会福祉士会全国大会が福島県で開かれます!!
会場はビッグパレットふくしまですよ。

私もですが、当法人でも社会福祉士が数名おり、社会福祉士会に入会しています。
というわけで、当事業所のある会津は、当日の準備運営を担当することになっており、私も当日の運営、準備係として参加してきます。

5/14(日)には、当日、スタッフとして参加する福島県社会福祉士会のメンバーが集まり、当日の動きについてオリエンテーションがあったのです。
実行委員会のメンバーとなってる方々は、本来の業務が終わった後に打ち合わせをしているようです・・・。オリエンテーションでも話が出ていたのですが、終わるまで体調を崩されないよう祈るばかりです。本当にお疲れ様です。

 福島県は震災の被害をいろいろと受けている県ですので、テーマも「障壁をこえて~共に歩む社会福祉士」となっています。

シンポジウムに分科会と盛りだくさんとなっていますので、スタッフと活動しながら、全国大会での発表を見聞きし、今後の自分の糧にしてきたいと思います。

 興味のある方は、ぜひ参加を!!当日参加もできるそうです。参加費かかります・・・。(会員9,000円、一般10,000円)


2017年4月20日木曜日

桜が咲きはじめました。





雪国の喜多方でも桜が咲きはじめていますね。そして、花粉症がだいぶ良くなってきた管理人です。
 さて、最近は、訪問に行くと、利用者さんから、「〇〇日に花見があるんだー。」というお話をよくきくようになりました。すぐ近くで行なう事業所さんもあるし、遠くまで出かける事業所さんもあるようです。花見の予定を教えてくださるときの表情はみんな笑顔ですね。いいですね。私も自然と笑顔になります。
花って、見てるだけでも笑顔になったり、幸せな気分にさせてくれますよね。
そして、青空の下、外の空気を吸うってことも気持ちがいい。
支援者も、利用者さんも建物中にいることが多いですから、こんな時には、外にでてのんびり散歩したり、ボーっとしたり、してリフレッシュ!!
って思いますが、私は事務所にこもって、ひさしぶりのブログの記事を考えて考えて・・・、煮詰まって、外に出て、ふと、目にとまった桜の木をみて思ったことを書いてみました。

 


2017年3月9日木曜日

救急救命講習





 最近、普通救急救命講習に参加しました。写真はそのときのものです。

前回受講したのが2年前の平成26年9月4日。当事業所がオープンする約1カ月前でした。オープンしてから2年6カ月が経つんですね~。月日が経つのは早い・・・。

今回の講習も喜多方市消防の職員さんに講師としてきていただいています。久しぶりに胸骨圧迫をしたら、こんなに大変だっけ・・・、と息をきらしながら、2年前よりも年をとったなぁと実感です。AEDの使い方もおさらいです。 
胸骨圧迫30回をして人工呼吸を2回のペース、救急車が到着するまでの間続けることで救命できる確率が上がるそうです。
約5、6分間一人で胸骨圧迫と人工呼吸を行うのは大変ですし、圧迫する力が低下してしまうので他の方の協力が必要ですね。

さて、実は、私も1年位前に心肺蘇生法を行うような場面に遭遇したことがありました。自宅の近所で交通事故が起こり、運転していたお年寄りの方が車のハンドルにもたれかかり意識がない状態だったのです。
意識がなかったら、車から出して、胸骨圧迫をしなくちゃ、どうやるんだっけ」と講習でやったことを思いながら、お年寄りに声をかけました。すると、意識を取り戻し自力で車から出られたので、安全な場所に誘導したことがあります。
心肺蘇生法はしなくてよい場面でしたが、あの時のお年寄りは、元気にしているのだろうか?と思いだします。
 っぱり、そういったことがないことが一番いいですけど、万が一の時のために、覚えておくことは大事ですね。それから行動することも大事だなぁと思います。あの時、近くにいた人が「AEDもってきます」と言って、取ってきてくれました。

2017年2月2日木曜日

会津圏域重症心身障がい児実態調査報告会


 



 最近、平成28年度会津圏域重症心身障がい児実態調査報告会という集まりに参加してきました。
 昨年8月から2カ月間をかけて、会津地域に住んでいる重症心身障がい児の生活状況の実態を把握し、必要なサービスと課題を洗い出すために調査が行われていました。
当事業所も調査に協力しています。
当事業所以外に、会津保健福祉事務所、会津圏域内の障害児に支援を行う事業所と相談支援事業所で訪問調査を行ってきました。

 対象となる障害のある子ども達は、身体障害者手帳と知的障害者手帳を合わせて取得している子どもとなっていたので、50名未満。調査に協力してくださったご家庭は、半分くらいのご家庭でした。
訪問調査ということで、ご協力していただいたご本人、ご家族の方、お忙しい中、本当にありがとうございました。

 医療的ケアの問題、通所事業所の数や移動の問題、ショートステイ等のサービスの利用の問題等、いろいろな意見を聞かせていただくことができました。
 一方で、調査に協力しないことを選んだご家庭は、協力しないことを選んだ理由は何なのか、本当は何か伝えたいことがあったのではないか等、気になるところでもあります。ご家庭の事情等があるとは思いますが、日々感じていることを表に表せなかったご家庭にこそ、会津圏域内の課題はあるのではないかという思いも浮かびます。

 さて、会津圏域に足りないものは、通所事業所、ショートステイの事業所ということもやはり見えてきました。そして、何よりも課題は、相談支援が機能してないということでした。
 障害児をもつご家庭、特に母親は、毎日を送ることが精一杯で、余裕がないのかもしれません。そうであるがゆえに、課題があっても出せない状況、課題に気づいていない状況ではないか。
 そこで、その子の今、これからを一緒に考えていく、母親が子どものことを安心して話すことができる相談支援、それを語れる相談員が必要なんだろうと思います。
 そして、その子、親の思いを事業所や関係機関に伝えていく相談支援の役割がなっていないことがわかりました。
障害のある子どもの支援の場合、本人への支援ももちろん必要ですが、家族への支援という視点も忘れられません。
家族の支援をしていくことによって、めぐりめぐって子ども暮らしの支援になっていく。

 それぞれの暮らしの中にある、個別のニーズを仲介する役割を忘れないようにしようと思います。制度や支援の利用を通して何を求めているか、何を求めて制度や支援を利用するのか。「何を」は子ども一人ひとり、親によって違います。子ども、親が制度や支援というツールを使って、どのような暮らしにしていきたいのか、その先のにはどのような生活を描くのか、これらを聞き取り、伝えていける相談支援を行っていきたいと思います。

 重度心身障害のある子どもや大人の方はどのくらいいらっしゃるのかというと、聞いたところでは人口の0.03%と言われています。
喜多方市の人口が約48,000人なので、市内の約15人には重度の心身障害があるということになります。
その子の状態によっては、外出が難しい場合もありますが、日ごろ、彼らを見かける機会は少ないと思います。
 家族は、周りの視線を気にして一緒に外出することをためらうことになったり、肩身の狭い思いをすることが多いようです。子どもも家族も社会参加の機会が減ってしまっているのです。
 彼らも重い障害があっても一人の市民として、人として毎日を送っていて、彼らの生活を支える家族がいて、みんなと同じように暮らしていることを少しでも多くの人に知ってもらいたいと思っています。
 そして、彼らを町の中で見かけた時も、温かい眼差しで見守ってほしいと思います。彼らが当たり前のように出かけられる、そんな地域、社会になってほしいと思っています。